一般消費者は「いつ」「どのリフォーム」に興味を持つのか?
一般消費者は「いつ」「どのリフォーム」に興味を持つのか?という疑問について昨年末に調べてみました。
今後チラシなどの販促に掲載する商品の選定や再確認の意味合いも込めて、役立てて頂けるのではないかと思い結果を掲載します。
各リフォームキーワードごとに簡単ではありますが、ポイントを掲載しておりますので、ご参考までに見て頂ければと思います。
今回検索の対象エリアは「栃木」ですが、雪の多い地域など、エリア特性が出ると思いますので、一度調べるのもオススメです。
検索方法はグーグルの無料ツール『キーワードプランナー』を使用。
◆検索方法
ツール:Googleキーワードプランナー(ID・PASSが必要です)
http://adwords.google.co.jp/keywordplanner
運用ツール ⇒ キーワードプランナー ⇒ 検索ボリュームと傾向を取得
対象期間:2014.11-2015.10
対象地域:栃木
検索条件:関連キーワード含む
目次
キッチンリフォーム
年間を通して検索ボリュームに大差はないが、1・3・5・6・9月が上がっている。
新春、春前、春、秋前と気持ちの切り変え時期に伸びている傾向。
また、リフォームチラシが折り込まれるタイミングとも比例していると思われる。
お風呂リフォーム
1・2・3・5・8・9月が上がっている。冬、梅雨、夏の時期に伸びている傾向。
タイルの風呂場など寒い風呂場を快適にしたい、梅雨時期の浴室乾燥、夏のお風呂を快適にする送風機能が付いたものなどの需要。
トイレリフォーム
1・2・3・8・9月が上がっている。冬、夏の時期に伸びている傾向。
ボーナス時期と連動している傾向。夏場、水廻りは汚れが目立つ為リフォーム需要が高まっている可能性もある。
洗面所リフォーム
1・2・3・8・9月が上がっている。冬、夏の時期に伸びている傾向。
ボーナス時期と連動している傾向。夏場、水廻りは汚れが目立つ為リフォーム需要が高まっている可能性もある。
外壁リフォーム
1~6・8~9月が上がっている。
冬、春、夏の時期に若干伸びている。ボーナス時期、春~梅雨の時期と連動している傾向。
年間を通してさほど変わりはない。
外壁塗装
チラシでは「外壁塗装」と多く打ち出しているが、「外壁リフォーム」の方が検索ボリュームが多い。チラシの掲載内容にもよるが、外壁の修繕なども需要があり、「外壁塗装」と大きく掲載すると、修繕は出来ないと思われてしまう可能性が考えられる。
屋根塗装
冬に下がる傾向。4~10にかけて大きな変化は見られない。
雪の影響もあるためだと考えられる。
雨漏り
台風の時期と連動している。当グラフのデータ対象が「日本」という範囲なので、地域によって差が出てくる可能性あり。
給湯器
1~3月が伸びている。
冬の時期に故障が多い事、チラシなどの露出が増える事の影響が出ていると考えられる。
給湯器故障
1~3月が伸びている。
冬の時期に故障が多い事、チラシなどの露出が増える事の影響が出ていると考えられる。
「給湯器」検索ボリューム、最大4000件に対し「給湯器故障」は3000件であることから、修理、点検の需要は高いと考えられる。
二重窓
秋から冬にかけて伸びている。夏場の検索が上がっていないという事は、断熱効果の需要が低く(伝わっていないだけの可能性もあり)寒さ対策でしか認知されていない傾向。
インプラス
「二重窓」よりも「インプラス」という商品名の方が検索ボリュームが高い
庭リフォーム
春に伸びている。
リフォーム エクステリア
春以外にも伸びているところがある。
庭リフォームとエクステリアではお客様の捉え方に違いがあることが分かる。
チラシやWEBなど、掲載する言葉を考える必要がある。
畳替え
5月と夏に伸びる傾向がある。
本来、湿度の高い時期の畳替えは、湿気などの影響でカビやすく手入れが大変になるが、
逆にカビが発生して需要が高まる傾向にある。
家修理
「リフォーム」「増改築」「外壁塗装」「小工事」の文言はチラシではよく見かけるが、「修理」はあまり見かけない。業界側の言葉とお客様の感じ方にずれがある可能性がある。
「家修理」の検索ボリュームを考えると侮れない言葉であると考えられる。
リフォーム
メインとなるキーワードだが「リフォーム」単体での検索ボリュームでは少ない。
検索側が2ワード、3ワードで検索していることがうかがえる。