そもそも「リフォーム」とは?
「リフォーム」って何だ?
初めまして、今回からチームカスガイのコラムを書かせていただきます、新人webデザイナーのマツモトです。
入社して一か月ほど経過しましたが、まだまだ覚えることが多く、仕事が思うように進めれないもどかさを感じる毎日で、周りの先輩方に助けられ何とか頑張っています。
今回、この「チームカスガイ」という、リフォーム業界に特化した販促サイトでのコラムを書くにあたり、とても重大なことに気づきました・・・
それは、私自身がこの業界の事についての知識がさっぱりないということです。
「リフォーム」という言葉自体は知っているし、何となく家の内装などを作り変える仕事なんだろうなと、漠然としたイメージは持っていますが、いざ、この業界の内情や、どうすれば販促に繋がるのかなどといった、専門的な話になると、さっぱりわかりません。
そこで原点に帰って、素人目線で、そもそも「リフォーム」とは一体何なのかというところから、自分なりに調べてみることにしました。
「リフォーム」は和製英語だった?!
ウィキペディアで「リフォーム」を調べると、こう書いてあります。
「リフォームとは、居住の改築や改装のことで、特に内外装の改装を差す和製英語。」
なんと、「リフォーム」とは日本で生まれた言葉で、海外では通じないそうです。
続けてこう書いてあります。
「英語のreformは「改心する、改正する」もしくは広く「作り直す」の意であり、日本語の「住宅リフォーム」に相当する語はrenovationである。また、建築業者の中には「リフォーム」ではなく、「家を作り直す」との意を込めて「リホーム」(rehome)としているところもある。」
なるほど、確かに英語での本来の意味と何となく繋がっているし、「renovation(リノベーション)」も最近よく聞く単語ですね。
それに、「rehome(リホーム)」の方が、意味がストレートに伝わって面白い。
「リフォーム」という、単語それ自体だけでも、中々奥が深い事が分かってきました。
では、「リフォーム」と「リノベーション」の違いとは一体何なのか?なぜわざわざ使い分けているのでしょうか?
もう少し詳しく調べてみました。
「リフォーム」と「リノベーション」の違い
○リフォーム
・老朽化した建物を新築の状態に戻すことを言う。
・壊れていたり、老朽化しているものや箇所を、きれいにしたり、新しくすること
ざっくり言うと、「マイナスの状態のものを、ゼロに戻す、回復する作業」の事を「リフォーム」と呼ぶみたいです。
個人的に「ゼロの状態に戻す」というところに引っかかりました。例えば、老朽化したキッチンを新しくシステムキッチンに「リフォーム」したとすると、それは新築の時より性能が上がってるんだから、マイナスからプラスの状態になっているんじゃないのか・・・?
一方、リノベーションは
・既存の建物に大規模な工事を行うことで、性能を新築の状態よりも向上させたり、資産価値を高めたりすることを言う。
「リノベーション」には本来「革新、刷新」という意味が込められており、「プラスアルファで新たな機能を付け加えたり、価値を向上させる」意味合いが強いみたいです。
ということは、先ほどのシステムキッチンは「リフォーム」ではなく「リノベーション」なのか・・・?
いや、なんとなく違う気がする・・・こんがらがってきました。
具体的な違い
「リフォーム」と「リノベーション」の使い分けは、現在では非常に曖昧になってきているみたいなのですが、やはり線引きはされているみたいです。
①工事の規模が違う
「リフォーム」は設備の変更や修繕など、比較的小規模な工事を指すそうです。
・システムキッチンの入れ替え
・ユニットバスの入れ替え
・壁紙の入れ替え・・・etc
やはりシステムキッチンにすることはリフォームであっていたんですね。
一方、「リノベーション」は間取りを変更したり、排水管、水道管の取り換えなどの、大規模な工事になるみたいです。
②工事費用
規模が違えば、掛かる費用にも差が出るのは当然ですよね。
工事の規模にもよるそうですが、「リフォーム」だと300~500万円、「リノベーション」になると500~1200万円程費用が掛かるみたいです(高い・・・)。
③性能、資産価値
「リフォーム」は、マイナスのものをゼロに戻すことを指すので、資産価値自体は上がりません。
一方「リノベーション」は「プラスアルファで新たな機能を付け加えたり、価値を向上させる」ので、時代や流行に合わせたデザインや性能が取り入れられ、資産価値が新築時より向上するみたいですね。
まとめ
長くなってしまいましたが、今回「リフォーム」とはそもそも何なのかを調べみて、改めて、自分はこの業界のことを何も分かってなかったんだということを思い知らされました。
「リフォーム」と「リノベーション」の違いなどは、この業界の方からしたら当たり前のことなのでしょうが、私自身、何となく違うんだろうなとは思っていても、具体的に何が違うのかと言われれば、うまく説明できないのが現状でした。
これから少しずつでもこの業界のことを勉強していき、販促に繋げる為のアイデアや情報を発信していければと思っています。